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■眠気覚まし

「(眠いぜ・・・)」

遊戯は小さく欠伸を噛み殺すと誰も座っていない机をちらりと見る。
眠いから代わりに授業受けてくれなんて言われたが、寝不足の体ではいくら人格が変わっても眠いことにかわりない。

眠気を誘う呪文としか思えない教師の言葉を聞き流しながら今日欠席しているその席の人物について考える。

わかりやすくいえば今日『も』欠席の彼は学校で見かける方が稀であり、数えるほどしかこの教室で会ったことがない。

そういえばあまり寝ている様子がない。どんなに夜遅くに会いにいこうとも彼は起きていた。

一体いつ寝ているのだろうか。


その流れで延々彼の事を考えているうちに授業終了を知らせるチャイムが鳴る。

号令が終了すると同時に騒つく教室で小さくつぶやく。

「相棒」
『なぁに?』
「・・・今日の夜体をかしてくれないか」
『・・・・・・寝不足にならないようにね。あと海馬くんに迷惑かけちゃダメだよ』


・・・全て見透かされてて苦笑しながら頷いた。

想像だけでは足りない。
今すぐでも会いたい



授業が終わった今更、眠気が吹き飛んだ。



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